デ イ ド リ イ ム

この靴をはいたまま、彼に封じ込められていたいんです。

「薬指の標本」

薬指の標本 SPECIAL EDITION
 
小川洋子さんの原作が好きなので観てみました!
フランス映画との事で楽しみにしてましたー♪
期待通りお洒落で奇妙でしっとりとした雰囲気がピッタリ!

ラボの所長にプレゼントされた靴に静かに捕われていき、ゆっくりと引きつけられるイリス。
原作に相部屋の男性は出て来ないのだけど、この男性との恋?が上手くいかなかったことで、より所長に傾いて行く様が良かったと思います。
いつの間にかすぐ横に所長が居たり、住んでいる婦人や子供が影で覗いていたり‥と謎めいています。
音楽を標本にするときにピアニストの婦人の部屋にあった女子寮のものと思われる写真に映っていた教師らしき男性は所長じゃなかった??
それを見たイリスはギョッとしてますが何も言及しない‥。

クレーンでブランコするシーンが素敵!
けっこう現実と幻想の混ざった世界観だけど、このあたりからますます恍惚と所長の世界に入り込んでしまう気がしました。

靴を丁寧に扱う所とか、浴室での静かな密会とかは官能的で、でも冷たい印象が最高でした。
残念だったのは麻雀牌(原作では活字版)を拾うシーン。
もうちょっと長く繊細に滑稽に映して欲しかったのと、麻雀牌では文字の意味とかが特に無くなってしまう所が。。。

火傷の少女がどうなったかが嫉妬混じりに気になり、最後は自分の薬指を標本にしようと例の部屋に向かうのですが、そこで靴も脱いでるんですよね。
どうなったのでしょう?想像の余地が広がります‥‥。

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